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令和5年(2023)3月歌会ご案内

令和5年(2023)しぐれ3月歌会ご案内

日時:3/24(金)午後5時開場(締切り午後6時30分)
会場:東上野区民館301集会室(和室)
会費:1500円


宿題 「春」      佐藤孔亮 選
宿題 「のんびり」 相原あやめ 選
宿題 「驚」      西山智華 選
宿題 「彼」      岡野美恵子 選
席題 「顔」      吉住義之助 選
(当日出席者のみ)
各題3章まで

投吟でのご参加の方
すべての短冊オモテ右上に題、ウラにお名前を書き、作品一覧と投吟料1000円を添え、歌会前々日までに届くように、ご投吟下さい。
投吟所
〒173-0004 
東京都板橋区板橋4-62-6 板谷パークハイツ403
                            佐藤孔亮


* マスク着用、平熱である事をご確認の上、ご来場下さい。
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令和5年(2023)1月しぐれ歌会三才作品

しぐれ1月歌会三才作品集  1/27(金) 於 東上野区民館 301和室

宿題 『見』 落合正子 選
天 
見事仕上げた奴の凧が松の小枝でくだを巻く
              金城風見子
地 
見切り発車で始めた暮らし身の丈ちょうどのワンルーム
              本間真美
人 
見たい未来のほか見えなくて恋は曇ったコンタクト  
              本間真美


宿題 『ずるい』 芦田蟻好 選
天 
姉ちゃんばっかり新品ずるい拗ねてたあの子も二児の母         
              廣瀬 淳
地 
ここでお時間いっぱいですと伯山溜め息誘う芸       
              西山智華

老後は看るから我儘させて言ってたお前が先に逝く
              小野桂之介

宿題 『飲』 助川浩史 選
天 
女のずるさと男の弱さすべて飲み込む宵の酒            
               芦田蟻好
地 
成人した子と初めて飲んだ才能感じる千鳥足        
               澤渡延代
人 
ビール飲まされ体を揉まれ黒毛和牛の哀しい眼         
               後藤園生

宿題 『問』 佐藤孔亮 選
天 
孫のうれしい質問攻めが今日もスマホを開かせる            
               末松章子
地 
どなたですかと娘に問うて母は物語りを生きる        
               相原あやめ
人 
不問に付されて力が抜けて放課後曖昧色になる        
               大島歌織

席題 『受』 吉住義之助 選
天 
言い訳ひとつを受けとめられぬ男に溶けない雪が降る            
               相原あやめ
地 
キンと冷たい夜風を受けて星と遊んだ露天風呂        
               西谷笑子
人 
丸い唐傘四角い枡を受けてくるくる太神楽         
               佐藤孔亮         

令和4年度しぐれ歌会ベストテン作品 銓衡結果発表

令和4年度しぐれ歌会ベストテン作品銓衡結果発表

第1位
  
百まで数えた風呂場の声が今日から元気な九九になる  
 (16点)            芦田蟻好 

第2位   
裸でごめんねまた母さんが万札小さく折り畳む 
 (15点)            末松章子

第3位
嘘もお世辞も言えない人に傘と弁当渡してる    
 (14点)            末松章子

第4位
涙一粒こぼした母がみんなの意見を黙らせる  
 (13点)             芦田蟻好

第5位
汗水流した仕事の帰り流した分だけ飲んじまう  
 (12点)             志村まさ尋

第6位 
あたしの心のざあざあ降りへ黒い大きな傘が来る  
 (11点)             末松章子

第7位  
思い出千切って千切って捨てるあれからあなたが遠くなる      
 (10点)              西山智華    

第8位  
改札口から桜が見える春の上野の待ちぼうけ     
 (10点)              佐藤孔亮

第9位  
包丁捌きの見事な冴えで鯵を片身で泳がせる 
 (10点)             森 健二

第10位 
向日葵さがして迷子になってそのまま大人になってゆく       
 (9点)             相原あやめ

第11位 
私の隣の特等席はあなたの形で空けてある   
 (9点)              相原あやめ

第12位 
ほろ酔い同士の連れ小便は影も踏んばるいい月夜   
 (9点)              稲葉建正

第13位 
ドアが開くたび潮の香乗せて各駅停車が風を切る    
 (8点)              志村まさ尋

第14位 
互いの時間も生きてくように顔も好みも似る夫婦 
 (8点)              西谷笑子

第15位 
何にも良いことなかったけれど元気で年越しソバを食う    
 (8点)              落合正子

第16位
まだまだ元気だやっぱり歳だ老いの暮らしに波がある       
 (8点)              末松章子

第17位 
元気でおります一筆箋の隅で揺れてる秋桜      
 (7点)              篠田みや

第18位 
猫の土産の風切り羽に遠い野鳥の声を聞く      
 (7点)              後藤園生

第19位 
掛ける言葉の足りないぶんへ千切れるほど振る紙テープ      
 (7点)              嶋本遊幾

第19位 
誰にも言えない嬉しいことは今日の日記に〇を書く      
 (7点)              佐藤孔亮



◆ベストテン選考について◆
 令和4年度しぐれ歌会ベストテン選考は同人10人と吟社より依頼した8名の計18人による合点で行われました。なお今回の集計は佐藤孔亮が行いました。
(「しぐれ誌」第781集より)  

令和5年(2023)しぐれ2月歌会ご案内

令和5年(2023)しぐれ2月歌会ご案内

日時:2/24(金)午後5時開場(締切り午後6時30分)
会場:東上野区民館301集会室(和室)
会費:1500円


宿題 「天」      末松章子 選
宿題 「農」      長谷川宗太郎 選
宿題 「短」      渡辺謙助 選
宿題 「城」      服部 晋 選
席題 「美」      桂 文生 選
(当日出席者のみ)
各題3章まで

投吟でのご参加の方
すべての短冊オモテ右上に題、ウラにお名前を書き、作品一覧と投吟料1000円を添え、歌会前々日までに届くように、ご投吟下さい。
投吟所
〒173-0004 
東京都板橋区板橋4-62-6 板谷パークハイツ403
                            佐藤孔亮


* マスク着用、平熱である事をご確認の上、ご来場下さい。

令和4年(2022)11月しぐれ歌会三才作品

しぐれ11月歌会三才作品集  11/25(金) 於 東上野区民館 301和室

宿題 『八』 安藤陽子 選
天 
角の煙草屋八百屋も消えて街は他人の貌をする
              嶋本遊幾
地 
眉毛八の字たれ目が笑うあいつは一生福の顔
              助川浩史
人 
テレビはドリフにチャンネル合わせ昭和の茶の間に僕がいた  
              葉山伯丈


宿題 『拾』 小野桂之介 選
天 
拾った落ち葉を集めて焼いた芋に小さな手が伸びる         
              西谷笑子
地 
開いた蛇の目が紅葉を拾う肩を並べた古都の雨       
              芦田蟻好

捨てる神には度々遭っためったに会わない拾う神
              洲戸行々子

宿題 『互』 西山智華 選
天 
声を掛け合う昭和の路地に今もお互い様がある            
               末松章子
地 
互いの時間も生きてくように顔も好みも似る夫婦        
               西谷笑子
人 
ほどけた誤解に一杯行こう今まで通りを酌み交わす         
               安藤陽子

宿題 『週』 島田駱舟 選
天 
週の初めの欠伸を一つ窓に放った会議室            
               西谷笑子
地 
愛鳥週間野鳥を愛でて打ち上げやっぱり焼き鳥屋        
               芦田蟻好
人 
日直週番腕章巻いてちょっと威張っていたあの日         
               末松章子

席題 『年』 吉住義之助 選
天 
遠く響いた鐘百八つあすの朝には春がある            
               西山智華
地 
千年昔の景色も見てた古木とふたりの深呼吸        
               嶋本遊幾
人 
何に良いことなかったけれど元気で年越しソバを食う         
               落合正子

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