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しぐれ10月歌会三才作品

平成30年10月歌会10/26(金)東上野区民館3階和室

宿題 『返』 末松章子 選
天 
絵文字だらけの返信だった泣きたい気持ちを隠してた
              篠田みや
地 
気の利くあいつの好返球に尖った空気も丸くなる
              鈴木秋霖
人 
甍に触れそに石榴が割れて小春日枝ごと反り返る   
              稲葉建正

宿題 『希』 印牧小ばん 選
天 
一朶真綿の雲山の端に置いて秋天高く澄む         
              森 健二
地 
明日という名の列車に乗って百で下車する希望駅        
              志田則保
人 
悪いことだけ起きないように小さく引っぱる鈴の音
              末松章子

宿題 『靴』 志村まさ尋 選
天 
理由はいらない素足で靴を履いて芸能界を行く             
               佐藤孔亮
地 
自然遺産へ観光客の痛し痒しの靴の数         
               中島和子
人 
靴のサイズが親父を越える出世払いのスネかじり          
               茂呂 琴

宿題 『宴』 森 健二 選
天 
虎に仔猫を豹変させて箍が外れた無礼講
               印牧小ばん
地 
波に生まれた虹色刺繍海と光と風の宴
               西谷笑子
人 
蟹に地酒にご当地ソング二泊三日の大広間            
               末松章子

席題 『婆』 桂 文生 選
天 
どんな涙も包んでくれて祖母が微笑む丸い膝
               西山智華
地 
犬を弔う共同墓地に立てる卒塔婆千の風
               志田則保
人 
大好きだったの婆々抜きゲーム抜いてくれてた人に添う
                黒沢きみ子
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平成30年“しぐれ”11月歌会のご案内

とき/平成30年11月30日(金)夕5時より
ところ/東上野区民館・301号室(東京都台東区東上野3-24-6)

かいひ/\1,500(ご投吟のみの方は\1,000)

※出席者はお題の5題(ご投吟のみの方は席題以外4題)に対し各3章、作品をお作りください。

宿題  「届」  佐藤孔亮 選

宿題  「進」  小野桂之介 選

宿題  「渡」  西山智華 選

宿題  「過」  渡辺謙助 選

席題  「連」  吉住義之助 選


★11月歌会は30日(第5金曜日)です。
  
◎投吟所 〒111-0036 東京都台東区松が谷3-8-8 しぐれ吟社 吉住義之助
  
  都々逸しぐれ吟社は昭和12年から続く、東京で唯一の都々逸の吟社です。
  
  吟社および都々逸についての詳細はHPをご参照ください。
   http://www007.upp.so-net.ne.jp/wakazo/shigure.html

★皆さまのお越しをお待ちしています。

2018年しぐれ九月歌会三才作品

平成30年9月歌会9/28(金)東上野区民館3階和室

宿題 『毛』 鈴木秋霖 選
天 
こっちへ来る気は毛頭なくてコスモス揺れてる母の庭
              末松章子
地 
痩せた毛蟹と格闘させて格安ツアーは安くない
              阿部 勲
人 
両手広げて毛糸が回る祖母に教わる数え歌   
              小川野蛙

宿題 『違』 佐藤俊亮 選
天 
いつもの景色が違って見えたあの日の写真へ焦がす胸         
              嶋本遊幾
地 
空が昨日と違って見えた秋もブーツも下ろし立て        
              末松章子
人 
些細な間違い見逃すようになって秋空広くなる
              篠田みや

宿題 『路』 落合正子 選
天 
揺れる線路の連続音も耳が覚えている故郷             
               小川野蛙
地 
前も後ろもそっくり秋の路肩駐車で撮る紅葉         
               佐藤孔亮
人 
お呼びじゃないのに台風進路一つ目小僧がとんでくる          
               稲葉建正

宿題 『雲』 大橋仙太郎 選
天 
酔うて候ひとりの夜道月に邪魔する雲もない
               鈴木秋霖
地 
雲の高さへ吸われる心愚痴など忘れる秋の空
               長谷川宗太郎
人 
ジョークの答えも理路整然で秀才モテない訳がある            
               阿部 勲

席題 『膝』 吉住義之助 選
天 
膝で甘えたあの日は遠く母に会う日の墓参り
               大橋仙太郎
地 
妻も膝までまくったズボン足湯へ広げる五本指
               末松章子
人 
膝打ち腑に落ちその手もあるか野暮な理屈の裏返し
                印牧小ばん

平成30年“しぐれ”10月歌会のご案内

とき/平成30年10月26日(金)夕5時より
ところ/東上野区民館・301号室(東京都台東区東上野3-24-6)

かいひ/\1,500(ご投吟のみの方は\1,000)

※出席者はお題の5題(ご投吟のみの方は席題以外4題)に対し各3章、作品をお作りください。

宿題  「返」  末松章子 選

宿題  「希」  印牧小ばん 選

宿題  「靴」  志村まさ尋 選

宿題  「宴」  森 健二 選

席題  「婆」  桂 文生 選

  
◎投吟所 〒111-0036 東京都台東区松が谷3-8-8 しぐれ吟社 吉住義之助
  
  都々逸しぐれ吟社は昭和12年から続く、東京で唯一の都々逸の吟社です。
  
  吟社および都々逸についての詳細はHPをご参照ください。
   http://www007.upp.so-net.ne.jp/wakazo/shigure.html

★皆さまのお越しをお待ちしています。

平成30年しぐれ七月歌会三才作品

平成30年7月歌会7/27(金)東上野区民館3階和室

宿題 『鍵』 安藤陽子 選
天 
女子会飲み会心の鍵を開けて愉快な夜がふける
              三遊亭小金馬
地 
どこかに落とした出世の鍵を拾ったあいつが返さない
              志村まさ尋
人 
鍵を掛けたら見えんじゃないか開けて話せよ胸の内   
              森 健二

宿題 『季』 阿部 勲 選
天 
大袈裟ぐらいに相槌打って夫婦の会話は年季入り         
              末松章子
地 
ぼくの暮らした季節も詰めてふるさと発つ日の段ボール        
              嶋本遊幾
人 
熱で膨張していく夏が四季へケンカを売っている
              志村まさ尋

宿題 『強』 佐藤潤子 選
天 
空が青くて勉強なんかしないもうすぐ夏休み             
               篠田みや
地 
強い日差しと世間の噂避ける日傘に降り注ぐ         
               鈴木秋霖
人 
予算削った強行軍へ足を引きずるバスツアー          
               山口絵日傘

宿題 『折』 長谷川宗太郎 選
天 
小さく小さく折りたたんでも消えない心の古い傷
               安藤陽子
地 
逢えた折にはあれからこっち聞いてやりたい細い肩
               西山智華
人 
折り鶴折ってる小さな指が世界平和を祈ってる            
               州戸行々子

席題 『理』 佐藤孔亮 選
天 
打てば会話も鋏も止まる巨人が勝ってる理髪店
               末松章子
地 
理屈で説明できないけれどよせと言ってる腹の虫
               相原あやめ
人 
不義理の重さを心に抱いて会わなきゃならない用がある
                鈴木秋霖

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